ヨットの基礎知識

ステップ4 クォーター〜ランニングの帆走

クォーター〜ランニングの帆走=後方から風を受けて走る

 船の後方45°から風を受ける帆走をクォーター、ほとんど真後ろから風を受ける帆走をランニングと言います。(完全に真後ろから風を受けるの場合、デッドラインと言うこともあります。)

 後方から風を受ける場合、「風を流す」というより「受ける」という感覚が強くなってきますが、いつも「流す」ということを考えておくことが早く走るこつです。
 クォーター程度までは、アビームの延長で、できるだけ風を流す(テルテールをなびかせる)ようにセールをトリムします。ランニングでは、メインセールもほとんど船の真横になるようにシートを出します。メインセールの影に入ってジブセールに風が入らなくなったら、メインと反対側にジブを張ります。(観音開き)

 ランニングからメインを船の反対側に返して、今までと逆の方向から風を受けるようにすることをジャイブ(下手回し)と言います。


(パート1)
 ランニングで走っていると、ちょっとした風の方向の変化(風のフレ)や、船のコースの変化によって、思わぬ時にジャイブしてしまうことがあります。強風では、返ってくるブームで頭を打たれたり、急激なヒールで落水したりする危険がありますので、注意が必要です。


(パート2)
 船の後ろから風を受けていると、船が進む速度の分だけセールに当る風が弱くなってしまいます。船のスピートが上がると前進力が弱まり、スピードが落ちてしまう訳です。
 これが少しでもクォーターに近くなると、船のスピートが上がっても、セールに当る風は方向が前によるだけで、風のパワーに変化はありません。よりスピートが出るので、ジャイブを繰り返して進むほうが、速くかつ安定することも多くなります。

 アビームからランニングにかけてのセーリングを「クローズホルド」に対して「フリーの帆走」ということがあります。スピンネーカーのある船です、カラフルなセールをあげんて爽快なセーリングを楽しむことができます。


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